2017年05月02日
エコトーンの重要性、里山保全に必要なこととは?
写真家で切り絵作家の今森光彦さんをお迎えしています。
アトリエ「オーレリアンの庭」の
造成の際にこだわったのが「エコトーン」
「何かから何かに移り変わる環境を『エコトーン』というのですが、
そういうところには生き物が集まってくるんですね。」
「例えば、森から草原に変わる途中のところは
森の生き物も見られるし、草原にいる生き物も見られるんです。」
アトリエには、水田、雑木林、ガーデニング、溜池などがあり、
それらのお手入れも自身で熟しているそう。
「これはお手伝いやって頂けそうで、できないんですよ。
結構緻密な計算で手入れをしていますので、
切ってはいけない木とかがわからないと思います。」
「労働だけをしているんじゃなくて、
情報収集をしているんですね。
特に草刈りは野原に一番近くて、
匂いとか風とかいろんな情報が入っていくるんですね。」
里山の保全は、その環境がどれだけ悪い状況かを
把握することから始まるそうです。
「例えば、田んぼだったら、去年まで耕作されていたのか
放置されていたのか、放置されていると土手の環境も
悪くなりますので、それも含めて保全はいけないんですね。」
里山は日本人として絶対欠かせない、
自然感をだったり、美意識を培ってくれるものとして、
絶対に無くしてはいけないともおっしゃっていました。
今夜の選曲:HEART OF THE COUNTRY / PAUL MCCARTNEY