2017年06月28日
NPO法人設立から運営の苦悩、転機となった東北への農業支援
NPO法人 農商工連携サポートセンター
代表理事の大塚洋一郎さんをお迎えしています。
役所勤からNPO法人設立。
立ち上げたのは良いものの、運営の難しさも
感じたそうです。そもそも設立の至ったきっかけは?
「役所は売り上げがないんですよね、なので営業って言ったって
大蔵省に対しての営業ですからね… 民間はの営業は売り上げを
あげることですかね。(当時は)経験がないんですよ…
なので最初は途方に暮れしたね…
そんなこんな過ごしているうちに東日本大震災が起きまして、
そしたら突然ですね、被災地の支援という形で仙台に行くことに
なったんです。そこである企業から、農業関係で支援できる人を
紹介してくださいっていう依頼がありまして、そこから徐々に
色々な活動が動き出していったという形ですね」
「恐らくですね、明治維新ぐらいの前の昔はですね、
食べ物は作るものだったですね。作った物を家族で食べたり、
集落や村で食べたりする。そういうのがずっと続いていったと
思うんですが、食べ物が買うものとなった瞬間にですね。
食べる人の距離が急に離れてですね、普通の人は、
誰が作ったとかどこでできたとか全く知らないわけですね。
昔と同じ生活にはもちろん戻れないわけですけれども、
私なりの理由付けはですね、「親類のDNA」だと思うんです。
やはり食べ物は作るものであって、食と農が切り離されていると、
人間は合わないんだと思うんですね。
昔のようには戻らないけど、現在にあった形で
食と農を繋ぐということを私は今やっているのかなと思います。」
今夜の選曲: FATILIKU / OMAR SOSA / SECKOU KEITA