2017年07月14日
ファッションは過程が面白い!浜井流 モノづくりの魅せ方とは?
ファッションデザイナーで、「うるとら はまいデザイン事務所」
代表の浜井弘治さんをお迎えしています。
浜井さんは山口県内の2つの大学でも
講義をしていらっしゃます。
浜井さん「1つは下関になる東亜大学というところと、
もう1つは山口県立大学ってところですね。
2校ともデザイン系の学科がありまして、
そこではファッションのことについて
少し触れてもらうだけですけど教えています。
例えばこんなワークショップをしています。
今、困っていることや周りの人が抱えている問題を
仕事にしてみましょうっていう課題なんですけど、
面白いアイデアが学生から結構出てくるんですよね。
例えば、今って飽食の時代で物が余るから地域の冷蔵庫を
作りましょうというアイデアなんですけど、
ある人にとっては捨てるものかもしれないけれど、
ある人にとっては必要なものかもしれない。だから、
それをみんなで共有しましょう! というもので、
すごい面白いアイデアだなと思いました。」
ファッションの面白いのは結果よりも過程だ!
と浜井さんはおっしゃいます。
浜井さん「ファッションは結果もそうなんですけど、
過程が特に面白いと思うんですよね。
ファッションって汗かいた部分をあまり見せないじゃないですか?
要するに匠の技っていうものですね。一見みせているようで
誰が作ったとか、どういう知恵で作ったとか見せないことが多いですよね。
昔 小黒さんがやっていた
雑誌とかでもよく過程を見せていましたけど、
それってすごく可能性があると思うんです。
ファッションってまだそれがうまく出来ていないんですよね。
僕はそこに興味があるので、もし僕が本とかを出すなら、
そういうファッションの過程が見える本がいいですね。」
最後に今後のビジョンについて
浜井さん「隈研吾さんがリノベーションした
廃校の中の一室に和紙デニムのインスタレーションを
作るんです。ある種の工場ですね。
廃校をもう1度工場として蘇らせようというもを
これからやっていこうと思います。」
今夜の選曲: SKY BLUE SKY / JEFF TWEEDY