2017年08月21日
日本は異常気象なのか? 気象予報士の仕事について。
気象予報士の木原実さんをお迎えしています。
木原さんは86年にテレビ局のお天気キャスターに就任。
95年に気象予報士の試験に合格されています。
86年〜95年か気象予報士ではなかった?
木原さん「僕が始めた頃は誰が天気予報を
喋っても良かったんです。逆に気象庁以外の
予報は言ってはダメっていう
気象業務法っていう決まりがあったんですね。
でも95年の気象予報士で、気象庁以外の予報も
出せるようになったんですね。もちろんちゃんとした人が
ちゃんとした予報を出さないといけないから試験をしますと。
知識を持った人が予報を出す分には気象庁と予報が違っていても
構わないし、もちろん多少違うことも出てくるだろうということで
気象庁予報士の制度が始まったんです。」
木原さん「試験は学科試験と実技試験の2つがあるんですが、
両方受かると気象予報士の資格がもらえると。
僕が1回目に受けた時には学科試験は受かったんですけど、
実技が難しくてですね(笑)… 2回目の試験の時に
実技だけ勉強してなんとか受かりました。」
近年自然災害が多発している日本
日本は異常気象になりつつある?
木原さん「大元の異常気象っていうと
30年に1度あるかないかっている桁外れの現象のことを
異常気象っていうんです。しかもそれが人間にとって
よくないことが起きている場合が異常気象っていうんですね。
なので、10年に1回起きる大雨とか異常気象とは言わないんです。
まぁでも地球の歴史からいうと、10年も30年も
瞬きぐらいの年数ですからね。そういう意味でいうと、
人間がびっくりするぐらいの異常気象で、1000年、2000年遡れば
たまにあったなというぐらいなんだと僕は思います。」
今夜の選曲:CHANGE PARTNERS / FRANK SINATRA