2017年09月05日

天才仏師 運慶の作風、その特徴とは?

東京国立博物館 研究員 西木政統さんをお迎えしています。

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今月26日から東京国立博物館で開催される「運慶展」
推定作 3体を含める全22体の運慶作が展示されますが、
推定作の3体を現地で運慶作かどうか見極めることは可能?
作品を見極めるポイントは?
西木さん「それは会場の解説パネルをご覧いただきますと
通常作者の欄が入っているのでが、そこに運慶と入っているか
入っていないかで、入っていないもの中でももしかかすると、
運慶作の仏像が含まれているのではかと我々は考えているのですが、
是非実際に運慶作と推定作となるものを見比べて、
確認していただきたいなと思います。
私の目から見ても見極めるのは、中々難しいところなのですが、
一緒に展覧会を開くスタッフの中でも意見が
分かれる仏像も中にはあります。私が仏像を見極める時は、
やはり作風ですね。運慶らしい作風かどうか、全体の印象ですね。
例えば耳ですかとか、衣のひだの部分ですとか、
無意識に掘ってしまう作者の癖が出やすい部分が一緒であれば
同じ人物の作品と言っていいのではないかと思います。」

今回の展覧会は、どのように見ていけばいい?
西木さん「展覧会は3章構成となっておりまして、
2章は特に運慶の代表作がありまして、作られた年代順に
置いてあります。その中でも360℃ぐるっと一周見れる仏像が
何体か展示してあります。それは我々がオススメしたい運慶作の
仏像ですので、それは是非360℃を存分に活かして
見て頂きたいと思います。」

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興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」
会期:9月26日(火)ー11月26日(日)
会場:東京国立博物館
休館日:月曜日(10月9日(祝)は開館)
時間:午前9時30分〜午後5時
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今夜の選曲:CUTTING BRANCHES FOR A TEMPORARY SHELTER / PENGUIN CAFE ORCHESTRA

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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