2017年09月27日
柳下さんが考える理想の本屋とは?
株式会社鷗来堂 代表取締役 柳下恭平さんです。
柳下さんが神楽坂で運営している「かもめブックス」。
ここはどんな本屋さんになっているのでしょうか?
柳下さん「自分ではブックカフェっていう
言い方はしないんですけど、世間的には
ブックカフェという分類になると思います。
要するに神楽坂なんですよね。というのは、
あの店舗をそのまま他のところに移しても
うまくいくとは思っていなくて、
神楽坂の駅前に作るときに、神楽坂の地元の
人しか使わないと思ったんです。
自分が毎晩帰りとかに寄った時に、10分ぐらいで
一通りの本を見切れる在庫量にしようと思ったんですね。
それで最終的に19坪の広さで落ち着いんたんです。
19坪で置ける量で、新しい本が入ってきての循環の中でなおかつ、
1週間で4回来ても新しい本がいつもある状態にしたかった。
なのであんまり大きすぎるのも良くないなと思ったんです。
重要なのは、メンテナンスとディスプレイだと思っていて、
どういう風にお客さんに情報を整理して与えるかっていうディスプレイと、
どの本が売れたから、次にどの本を入れるかっていうメンテナンスです。
それでまず、「かもめブックス」という本屋自体の大きさを決めていったんです。
柳下さん「本屋さんの大事なことって単純に
接客じゃないかと思っていて、本屋さんは良い所って
冷やかしができるとこだと思っているんですね。
何も用事がなくてもふらっとお店に入って、
待ち合わせの時間になったら出ていける。
その冷やかしに来たお客さんにどう本を買って
もらうかというのが、我々の腕の見せ所でだと思っています。」
今夜の選曲:いつか/どこか / CORNELIUS