2017年09月28日

新たな流通の仕組み「ことりつぎ」について

株式会社鷗来堂 代表取締役 柳下恭平さんです。

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「かもめブックス」開店後、柳下さんが
本屋を増やす仕組みために取り組んだのが流通。
「ことりつぎ」という本を書店に卸すサービスを始めました。
これはどういう仕組みなのでしょうか?
柳下さん「かもめブックスは本を普段読まない人、
本を普段買わない人に来てもらいたいなという思いで作っています。
でも本屋さんに来ない人って結局本屋さんには
来ないんだろうなというのが僕の考えている仮説なんですね。
例えば、世界が100人の村だったら本屋に来る人って5人ぐらい
なのかなと思うんですね。これっていいことだと思っていて、
残りの95人に本を売る機会があるってことなんですね。」

柳下さん「現在の流通の仕組みでは、
本屋さんに本を下ろすというのが流通の仕組みなんですね、
出版の売り上げは1997年ぐらいが2兆6千億円ぐらいがピークで、
そこから今は1兆5千億ぐらいにまで落ちてきているんですけど、
でも面白いもので出版点数っていうのは増えているんですね。
それと本屋さんの延べ床面積も大きくなっているんです。
要するに、大規模化しているんですね。たくさんの本を送って
たくさんの本が帰って来るという大規模流通なんです。
実は今、大手の版元さんでも文芸の初刷りが4千となっている
現状を見るとそもそも全国に行き渡らないんですね。
だったら、売りやすいように小規模流通の
仕組みを作っていくのが必要だと思ったんです。」

今夜の選曲:未来の人へ / CORNELIUS

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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