2017年10月31日

「食」を通じて日本とフランスの文化をつなぐ、「ワインと文化社」設立のきっかけと活動について

「ワインと文化社」代表の南谷桂子さんです。

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パリでジャーナリストとして活躍していた
南谷さんがワインや食に興味を持ち始めたのは
いつ頃だったのでしょう?
南谷さん「私がフランスで勤めていた時代は
80年代バブルで、日本からのVIPが星付きレストランに
行きたがるわけです。それがきっかけで色々な
レストランに通い続けていたら、だんだんと
料理のことやシェフ、お店のことを知るように
なっていったんです。それで気づいたらそれが
本業になっていたんです(笑)
でもこれがきっかけで、「ワインと文化社」という
自分の会社を立ち上げたんです。」

南谷さんは小学校への食育活動も精力的に続けられています。
南谷さん「日本に食育を紹介したのは私なんですけど、
食育っていうのは、子どもたちが食べて健康に
育ってくれるっていうのが目的だからそれはそれで
いいと思うんですが、私はそれよりもこれだけ飽食の
時代に食べられない人がたくさんいるっていいう現実、
そっちの方に興味を持っていったんですね。
例えば、失業者で美味しいものを食べようと思っても
食べられない人だったりですよね。」
「私がなんで隣人祭りに興味を持ったかというと
1人一品ずつ持ち寄るシステムで、飲み食いすることに
よって人間ってオープンになっていくんだけど、
これが大きくなって祭り化すればするほど、
引いちゃっている人がいるなってことに気づいんたんです。
それがやっぱり失業者であったりとか社会の下にいる人
たちだと思うんです。やはりそういう人たちがハッピーに
ならないと世の中絶対良くならないと思ったんですよね。」

今夜の選曲:LOVE LETTERS / CARLA BRUNI

staff| 19:52 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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