2017年12月26日
全国調査にみる”おせち料理”の現状とは?
今週は、株式会社 紀文食品・顧問 山本真砂美さんをお迎えしています。
おせちに関する全国調査をされたそうですが、
どういった調査を?
山本さん「この調査は2010年から始めています。
それ以前、1970年代から始めた首都圏だけの
調査がありますが、やはりお正月料理には
地域色があるので、首都圏だけの調査で全てを
語ることはできないということで、2010年から
全国47都道府県、1都道府県100サンプル以上、
7000サンプルでの調査を行なっております。
その結果、いちばん分かったのは、
若い人は、あまりおせち料理を用意していない。
全体でいうと7000サンプルのうちの約55%近い人が
おせち料理を用意しています。おせち料理を用意しないと
言っている人たちでも、その半数にあたる22%ぐらいの方は
実家で食べているので、基本的には、
おせち料理を食べた人は7割を越えています。
おせち料理離れがあるとはいっても、
食べない方はほんのわずかですね」
おせち料理を”作る人”もまだいるのでしょうか?
山本さん「物によって違いますが、
伊達巻だと、11%ぐらい手作りされている方がいます。
はんぺんを買って、卵とミキサーにかけて、
フライパンで焼いてとか。 黒豆とか、栗きんとんですと、
まだ3割4割は作られている方がいます。
煮しめは、いちばん作っていただけているかと。
なんといっても、お雑煮はメーカーでは提供できないので
家庭の味、地方の味が残っている代表的なものとなります。」
今夜の選曲:BLUEBERRY HILL / LOUIS ARMSTRONG