2018年01月09日

昨年の活動から見る地域の街づくりと魅力。 キーワードは”関係人口”

今週は、ソトコト編集長の指出一正さんをお迎えしています。

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まず2017年の振り返りからですが、
実に去年も全国を駆け回っていたようですね?
指出さん「2017年の前半はセーブしていたんですが、
後半になると加速度が増しまして、
東京には週2日ほどしかいませんでした。
残りの5日間は中山間地域や地方都市で
街づくりしている若い人たちや、
もともと歴史ある街で先輩世代がこれから
この場所をどう変えていくのか? っていう
課題を持った所に伺いまして、
講演会だったり、トークイベントだったり、
ワークショップなどをしていました。
週4日ペースぐらいでやっていたんですが、
手帳を振り返ってみると140回を越えていましたね。」

最近よく耳にするようになった、”関係人口”
地方創生、地域活性化には欠かせない層のようですが、
この”関係人口”について今一度、教えていただけますか?
指出さん「”関係人口”は育ってきている言葉なんですが、
もともと日本には2つの人口がいるんです。
1つは”定住人口”、要するにそこにお住いの皆さんや
移住した皆さんのことです。もう1つは”交流人口”、
この”交流人口”っていうは非常に哲学的な期待が込められて
生まれた言葉で、最初は地域活性の担い手!みたいな
感じだったんですが、今はかなり丸くなって「観光のお客さん」
みたいな感じになっています。要はそこに遊びにくる
一過性の方々ことを観光的な価値観で”交流人口”と言っています。
しかし考えてみたら、観光でもないし、そこに住んでいるわけでもない
真ん中の層がものすごくいるのではないかと言われ始めた。
それが”関係人口”なんです。つまりその街によく足を運んで、
その街の人もよくその人のことを見かけるんだけれども
単に観光で来ているわけでない、街のお手伝いする場合もあるし、
街の空き家回収していたりもする、はたまた
イベントのボランティアをしていたりもする。
(そういった層が)特に若い方を中心に現れ始めたんですね。
20代、30代の方々が街に関わることが面白くて
その街にやっていくるようになってきた、
それを”関係人口”と言うんですね。」

今夜の選曲:OUR BABY'S GONE / HERD PEDERSEN

staff| 19:52 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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