2018年01月16日
コンセプトは、”ごはんのように毎日食べられるパン!” 老舗のパン屋の「味へのこだわり」とは?
今週は、浅草・田原町のパン屋・ペリカンの
4代目店主 渡辺陸さんをお迎えしています。
二見書房から出版された『パンのペリカンのはなし』にも
綴られていましたが、2週類のパンしか売らないという
こだわりを教えてください。
渡辺さん「(お客さんから)1番言われるのは、
モチモチとしていて美味しいということですね。
それとこれは初代からのコンセプトなんですが、
”ごはんのように毎日食べられるパン”を目指したい
というところから始まっています。初代の時代は、
パンって晴れの日に食べるものというか、あまり常食
するものではなかったんです。でも初代は結構新しいもの好きで、
先見性のある人だったので、毎日食べられるものを
作るっていうのをずっとコンセプトにしてやっていましたね。
実際、私自身も毎日食べられるなと思いますし、
食べて頂いている常連さんもたくさんいらっしゃいますので、
それだけは自信持って誇れることだと思います。」
“ペリカン”という名前になったきっかけを教えてください。
渡辺さん「ペリカンはですね、初代からではなくて
2代目からなんです。初代の時代はお惣菜パンとか
菓子パンとかもやっていたんですけど、2代目で業態を
ガラッと変えて2種類しか作らないということにしたんですね。
その時に、名前とロゴも変えたんです。
“ペリカン”という名前の由来はおじいちゃん(2代目)の
学生の頃のあだ名だったんです。
結構、下顎がしっかりしていた人だったらしく…(笑)
手前味噌ではありますのが、ロゴだったりとか店名は好きなので、
すごい良いもの作ってくれたなと思っています。」
今夜の選曲:KILLER DILLER / JACKIE MITTOO