2018年04月16日
3Dプロジェクションマッピング “TOKYO HIKARI VISION” を通して伝えたかったこととは?
今週は株式会社NAKED
代表取締役 村松亮太郎さんをお迎えしています。
村松さんの大きな転換期となったのは、
やはり2012年に東京駅で行われた3Dプロジェクションマッピング
“TOKYO HIKARI VISION” これが3日間で30万人を動員しました。
この作品に込めたテーマ、思いとはなんだったのでしょう?
村松さん「あれは光の誕生から、現代、我々と光がどう寄り添って
いるかという物語です。(イベントの)最初にカウントダウンが
あるんですけど、3!.2!.1!で普通スタートすると思うんですけど、
あの時はあえて、0 も入れたんです。 0 からビックバンで始まる
ようになっているんです。なのでかなり暗喩的なんです。
(作品は)素粒子、光子の話なのですが、みんながわかっていないと
わからない物語を作ってもしょうがないので、何も考えなくても
楽しめるように。でも実際はこういうストーリー構成をしています。
映画で言うバックストーリーですよね。
後ろにある、何を伝えたいかが大事。
そういう作り方をこの作品に関してはしています。」
今作は野外での作品でありましたが、
制作者として、観覧者、受け手の
受け止め方に関して、お考えがあれば教えてください。
村松さん「僕としては、思いを込めて作ります。
解釈は人それぞれご自由にどうぞというスタンスですね。
それは僕が決められることではないというか…
例えば、今でも東京駅のプロジェクションマッピング
良かったと言ってくださる方がいらっしゃるんですね。
でも誰も素粒子の話だとわかっていなかったりするんです。
でもそれはそれでいいじゃないですかと思うんです。
それをわかったからどうという話ではなくて、
感動してその人の解釈があると。
例えば、僕が好きと言って、僕の好きが伝わればいいですけど、
でも、どう伝わったかは究極的にはわかならないわけですよね。
だけど僕としては、精一杯込めて好きと言ったという感じです。」
今夜の選曲:GETTING BETTER / BEATLES