2018年06月06日
植林活動の大切さを現地村人へレクチャー
アルピニストの野口健さんをお迎えしています。
野口さんはマナスル峰山麓のサマ村で、
植林活動をされてきたそうですが、
植林の大切さなどはどのようにして
現地の人に伝えていったのでしょう?
野口さん「3年ぐらいこの活動をする前に
時間をかけています。例えば、村人を集めて
ネパール人の環境問題の先生を派遣して、
なぜ木が必要かというのをレクチャーしていくんですね。」
村人へレクチャーしている様子 1
村人へレクチャーしている様子 2
野口さん「(この近くに)川が流れているんですけど、
現地の子どもたちはとても下痢が多いんです。
なぜかと言うと水があまりよくなんですね。
だから森を作らないといけないんだって
いうのを教えたりですとか、あとは
土砂崩れがネパールは多いんです。
震災があった時の話なんですが、
ナムチェバザールというお椀型の地形の
大きな村があるんですが、そこに
エドモンド・ヒラリーさんって方が、
その村の周りに森を30年かけて作っていたんです。
そしたら、他の村は土砂崩れがすごかったんですけど、
その村は一切土砂崩れが起きなかったんですね。
そういう実例をサマ村の村人にも説明していくと
「そっか! そっか!」と言って話を聞いてくれるんです。」
現地村人による植林活動 1
現地村人による植林活動 2
今夜の選曲:EVERYBODY'S GOT SOMETHING TO HIDE EXCEPT ME AND MY MONEY / BEATLES