2018年06月19日
福岡市が地方最強の都市になった理由とは?
今週はまちビジネス事業家の木下斉さんをお迎えしています。
木下さんの最新著書「福岡市が地方最強の
都市になった理由」には、現場で働く方の声が
多く綴られていますね。これはどういう思いで?
木下さん「福岡市って、県や市の力が非常に
弱く作用していているんですね。例えば、路面電車や
そういうのも全て民間資本で経営してきていて、
今もある西日本鉄道なんかのインフラ企業は
九州に存在していたり、九州電力の本社も福岡に
存在したり… こういうインフラ企業がなぜ、
福岡に生まれたのか、何故あり続けるのか?
みたいなことをこの本で見ていくと、やっぱり都市に
必要なのは、飯が食えるタネを作っていく人たちが
たくさんいることなんですね。
そうすれば仕事はたくさん出てくるので。
人口ってのは最後の結果でしかないんですね。
市とかが頑張ったところで、仕事は作れないので。
一瞬お金を配って施設を作ったりとかはできますけど、
それが赤字になったらみんなの負担が増えるだけで、
負担が増えて、稼ぎが減るんじゃ、人は出ていく一方ですよね。
それと対局となす人たちが山ほどいたのが福岡だったんです。
他都市と比較した時の決定的な大きな違いですね。
今夜の選曲:RUBY BABY / AARON NEVILLE