2019年02月12日
全盲の編集が語る、 障がい者への周囲の理解
編集者 真藤一彦さんをお迎えしています。
真藤さんは全盲でいらっしゃいますが、
元々は目が見えていた?
真藤さん「そうですね。いわゆる中途失明と言われるもので、
中途失明に多いのが、網膜色素変性症と言われる病気なんです。
これは遺伝的な病気なので、こうなることは
生まれた時から決まっていたんです。
ただ、進行が人によって違うので最後まで失明されないかも
いらっしゃいますし、早くから失明される方もいる。
私の場合は40代でした。」
来年はパラリンピックも東京で開催されたりしますが、
障がい者への理解は深まってきたと感じますか?
真藤さん「街中で声をかけてくださることは
多くなっているような気がします。
声をかけてくださる方もとても躊躇されるようで、
日本人の美徳でもあるのですが、
この方に声をかけたら逆に失礼なのではないかと
逡巡されるという方も多いみたいなんですね。
でも私のように白い杖なんかを
持っていたりする声はかけてくださいますね。」
今夜の選曲:WALKIN' / MILES DAVIS