2019年02月19日
住職でもある小林さんの禅のお話
ヒューマンサイエンス研究所
理事長 小林惠智さんをお迎えしています。
小林さんは様々な肩書をお持ちですが、
両忘山 活人禅寺の住職でもいらっしゃいます。
こちらはどんな方が来られるのでしょう?
小林さん「基本パターンは2泊3日ですけど、
できれば7泊ぐらい方が良いですね。
例えば、引きこもり、ニートだとか、
そういった子どもたちの精神的社会復帰支援だと、
1ヶ月、2ヶ月とかですね。」
Appleのスティーブ・ジョブズも
「禅」に、惹かれていたそうですね?
小林さん「要するに、有るか無いかの
二元論が行き詰まるわけですね。
物突き詰めて分析的に見るってなると
行き詰まってしまう結局のところは、
一元論のところに行きつくし、一元論を突き詰めていくと
138億年前の宇宙創成の歴史になる。
ビックバンが始まって数秒後にできた物質が
全て私たちの体を構成しているんです。
体という意味では138億歳だし。
心という意味では、スティーブ・ジョブズは曹洞宗系、
僕は臨済宗系ですから、若干違うんです。
臨済宗というのはどちらかというと左脳系の禅、
曹洞宗というの右脳系の禅。要するに何も考えないというのと、
とことん考えつくという違いがあるんです。
でも究極は無とか空とか、自分と宇宙は一体であるという
一元論に向かったのが彼の魅力的な
ところだったのではないでしょうか。」
今夜の選曲:IF YOU LIVE / MOSE ALLISON