2019年03月11日
福島・石川・東京を拠点に完全無農薬の生産、商品開発、 販売を手掛ける山燕庵の独自で編み出した農法とは?
農業法人・株式会社 山燕庵
代表取締役の杉原晋一さんをお迎えしています。
山燕庵の生産拠点、もともとは福島県の
鮫川村でやれていて、今は能登半島でも。
能登半島はいつ頃からやられているのでしょう?
杉原さん「元々は2011年の震災がきっかけで、
新たな農地を探しておりまして、
実際に見つかったのが、2012年。
翌年から福島でやっていた農法を
能登半島の方でもやろうとなりました。そんな経緯です。
福島県でやっている方も今でも続けています。」
震災から8年、福島の農家の方と話す
機会も多いかと思いますが、
2019年の現在はどんな状況でしょう?
杉原さん「実際に現場を見ると年齢で
農産物を作るのをやめていくという人が周りでは多いですね。
頑張っている若い子たちもいて話はよくするんですけど…。
農業の現場はみんな作らなくなっていっている
というのが体感でわかりますね。大手の問屋さんなんかは、
まだ(福島産を)避ける傾向にはあるのかな… というのが
まだ感覚ではありますね。流通は結構していると思うんですが、
僕らぐらいの農家だと、ハマらないみたいで…。」
山燕庵の農産物は「深呼吸農法」という農法で
作られているそうですね。
どういったものなのか、説明いただけますか?
杉原さん「実際にやっているのは、
無農薬の有機栽培農法なのですが、
勝手に「深呼吸農法」と名付けているんですね。
コンセプトワードとして、街中で働いていても
たまには深呼吸して自然の営みをちょっとでも
感じた方が幸せになれるんじゃないかと思い、
「深呼吸農法」としています。」
今夜の選曲:THREE DOTS AND A DASH / PUNCH BROTHERS