2019年03月28日
新たな病院食「分子調理」とは?
医療法人・社会福祉法人 さわらびグループの
最高経営責任者 山本左近さんをお迎えしています。
未来を見据えていろいろな
アイデアを形にされているようですが
左近さんたちが考えた介護食で分子調理というのがあります。
これはどういうことなのでしょう?
左近さん「分子調理というのは一言で言うと、
調理を科学するということなんですね。
簡単に言うと、美味しさの再現性を高めるレシピなんですね。
なぜこれに行き着いたかと言うと、一般の病院食って相対的に
美味しくないと言う評価があるんですね。私たちのところでも
検食して実際に食べるんですが、おかわりと言いたくなるもの
ではないというのが正直あるんですね。
でも今、目の前にそれを提供して食べている人たちがいる。
その人たちもこのご飯が最後になるかもしれないと言う人たちが
たくさんいる中で、現場の職員の方は、如何に美味しい作れるか
というの頑張ってやっています。でも果たして根本的に
作り方だったり、考え方を変えない限りは
もっと美味しいにはならないんじゃないか? と議論する中で、
行き着いたのがこの「分子調理」という考え方だったんです。」
今夜の選曲:HE'S A REBEL / CRYSTALS