2019年06月24日
暗闇の中のエンターテイメントとは?
ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表、
志村真介さんをお迎えしています。
まずダイアログ・イン・ザ・ダークが、
どういうエンターテイメントなのか教えて頂けますか?
志村さん「ドイツから1989年に始まったイベントなのですが、
今は世界42カ国に広がっています。
完全な漆黒の暗闇を作るんです。
その中に8名ぐらいの少人数で入るんですが、
我々は通常、視覚を中心にコミュニケーションを
しているので、目が見えないと全く動けないんです。
何しろその中は漆黒なので、完全に見えない。
その中に都市があったり、森があったりと、
そのシチュエーションに入っていくんですが、
動けない参加者を誘導してくるのが、視覚障がい者の方々なんです。
彼らは普段から目を使っていないので、明るくても暗くても
関係なく動いてくれます。なので暗闇の中を忍者のごとく、
自分たちを案内してくれて普段助けられる関係が逆転するんですね。
なおかつ、視覚障がい者も目を使っていない、
参加者も目を使っていない、こういう対等な出会いがある
エンターテイメントなんです。」
今夜の選曲:DEED I DO / ELLA FITZGERALD