2019年09月17日
世界唯一の鹿写真家に、鹿の魅力、 鹿を撮り始めたきっかけを伺います!
鹿写真家の石井陽子さんをお迎えしています。
石井さんが鹿の写真を
撮り始めたのはいつ頃から?
石井さん「2011年の3月24日から
撮り始めています。なので今から8年ぐらい前です。
最初に撮り始めたきっかけというのが、
2011年の3月、久しぶりに奈良に行ったんです。
仕事のついでに行ったんですが、
せっかくなので、カメラを持って奈良の街に出てみたんです。
そしたらホテルの前でオスの鹿同士が
頭を突き合わせて戦っていたり、
交差点の真ん中にしかのカップルが
立っているという光景を見て、なんか人が消えた街を
鹿が選挙しているように見えたんです。
多分それは2011年の3月でしたので、
東日本大震災の2週間後だったんです。
で、テレビでちょうど酪農家の方がやむなく
牛を置いて行って、その牛たちが当て所なく
流離っている姿が流れて、はぐれ牛と言われていたと思うんですが、
奈良もその街と重なって見えて、人の街を鹿が
占拠しているのを見ると、何か私たちの物の見方だったり、
感じ方に影響を与えられるんじゃないかと思ったんです。