2020年04月09日
いい意味でいい加減な味覚とは?
オテル・ドゥ・ミクニ
オーナーシェフの三國清三さんをお迎えしています。
外国の方は寿司を食べるようになりましたが、
味覚が変わってきてる?
三國さん「僕が20歳の頃、スイスのジュネーブ大使館の
料理人になったんです。その頃、外国人は一切、
刺身もお味噌汁も食べなかった。
『あんな生臭いもの、食べ物じゃない!』と言って。
それが今、パリに行ってお寿司屋さんに行くと、
刺身だけのどんぶり一杯を食べている。
そのとき思ったのは『味覚というのは
絶対に決定的なものがなくて、変わるんだ』ということです。
味覚っていうのは本当にいい加減だと思います。
あれだけ拒否ってた外国の方が、刺身をうまいって食べている。
味覚というのは、良い意味でいい加減だと思います。
その時の時代で、世界中が受け入れるものなんだと思います。」
今夜の選曲:OH HAPPY DAYS / DION
staff| 19:52
| トラックバック(0)
| カテゴリー:ゲストトーク