2020年04月13日
お店のコンセプトとコーヒー豆へのこだわり
TORIBA COFFEE代表の鳥羽伸博さんをお迎えしています。
『TORIBA COFFEEはカフェではありません。喫茶店でもありません』
という、お店のコンセプトについて。
鳥羽「やっぱり、コーヒー豆を売るお店をやりたかったっていうのがあります。
僕はコーヒー豆を売って、そのコーヒー豆を
お客様が家で楽しんでいただくという形態を
作りたかったので、必要以上に口出しするのは
止めようという考え方で最初は作りました。」
コーヒー豆に対する独特のこだわり…
鳥羽「やっぱりお寿司屋さんも河岸に行って、
一番いい魚を探すというのがあると思うのですが、
自分たちも農地に行って豆を探すというのは、今回は止めようと決めました。
あくまでも、今一番いいと思う豆を自分たちの考え方で
ブレンドして、自分たちの考え方で焙こうというのが
店のコンセプトなので必要以上に情報を入れないというのは思っています。」
今回は、お店のコーヒー豆をスタジオにお持ちいただきました。
小黒「New Latin Quarter TuneとかHawaian Bitter Sweet Samba
……何だか、音楽みたいなノリの名前がついてますけど、
このネーミングも全部ご自身で?」
鳥羽「ネーミングも考えてますね。
最初にコーヒーのイメージを作ってから決めます。
New Latin Quarter Tuneは、Latin Quarterの憧れがあったので、
名前の響きから来てるんですけど、
これはコーヒーで言うと、
ラテンの国を4分割してるという考え方で、
4カ国の豆を選んでブレンドしたら意外と上手く行きました。
中米と南米の豆を混ぜてみたり、
出来上がったコーヒーのイメージを合わせていくという感じです。
たまに失敗もありますが笑。」
豆も大事なんだけど、焙くのも大事なんですか?
鳥羽「うちは焙煎屋さんなんで、どちらかっていうと
焙煎が一番大事だと思っているのですが……
当然コーヒー豆を作ってる方々は豆だと言いますし、
淹れるのを専門にされてる方は淹れ方で
どんなまずい豆でも美味しく淹れられると自信を持ってたりもするんですよね。
これ非常に難しい問題で…
ただ、やはりいい豆でもいい焙煎じゃなきゃ、
ダメなんじゃないかなと思いますし…。
最後の方がいいですよね、こういうのって?笑」
今夜の選曲:THE THRILL IS GONE / JERRY GARCIA & DAVID GRISMAN