2020年05月18日
最新著書『起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡』
ノンフィクション作家・児玉博さんをゲストにお迎えしています。
▷最新著書『起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡』
※今回はリモートでのご出演になります。
最新著書『起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡』が4月10日に発売になりました。
児玉「この本は丸三年、取材にかかりました。
宇野さんを取材する前に、
ソフトバンクの孫さんの話を書いていたので、
ベンチャーには土地勘があったんですよ。
リーマンショックが終わって一年くらい経った後で、
とあるところで、宇野さんの会社が立ち行かないかもしれない、
追い詰められてしまって酒の飲み方が尋常じゃない、と聴きまして。
その時は、非常に痛ましい話だなと思って聞いていたんですが、
数年経った後で3社目の上場を果たしたというの聞きました。
宇野さんはフェードアウトしたものだと思っていましたので。
なぜ一度舞台から降りた人間が、また上場を果たせたのかなと…
…単純にそこを聞きたいと思ったのがこの本のきっかけですね。」
小黒「こんなあけすけに父親の話とか、
自分の失敗談とか話してくれるものなんですか?」
児玉「これは中々その…なんで話してくれたのか
分からない部分なんですが。
今回の本の表紙は宇野さんの写真なんですが、
彼の食い入るような目っていうのは、
『聞いてくれ』と訴えているようで、
自分はそれを真摯に受け止めますと思っていました。
時に、自分が手塩にかけた会社が切り売りされる、社員が自分の元を離れていく…
特に会社が切り売りされる時などは涙ぐまれてもいました。
印象としてはいろんなものに対して逃げない。
色んなものに立ち向かうぞ、という印象が非常に強いですね。」
今夜の選曲… THE MIGHTY QUINN / BOB DYLAN