2020年06月08日
新型コロナウイルスがスポーツ界へもたらす影響
ノンフィクションライターの黒井克行さんをお迎えしています。
スポーツを取材されている黒井さんが
新型コロナウィルスのスポーツ界への影響を
どう見ているか伺っていきます。
世界でストップしていたプロスポーツが再開してきました。
黒井「ヨーロッパサッカーのブンデスリーガ、
再開しましたが、これはリーグとして、
分厚い資料を作って、
国や自治体に頼み込んだんですよね。
というのも、ブンデスリーガのチームというのは
いつ破産してもおかしくないチームがたくさんあるんです。
きちんと対策するから、ということで再開に
こぎつけたんです。」
小黒「面白いなと思ったのはさ、サポーターの
写真が客席に貼られてたじゃない」
黒井「要するに、応援している姿を少しでもみせようかなと。
でも、選手からは…例えば日本代表キャプテンの
長谷部誠選手から言わせると
『とにかく拍手もなければ、ブーイングもない。
もちろん熱気もない。改めて思ったのは、サッカーは
サポーター、ファンあってのもの』だと。」
黒井「スポーツは三密のものですからね。
プレー自体は変わらないと思うんですよ。
ただ、サッカーに関して言えばゴール後に興奮して
抱き合ったり、色々するわけですよ。
それをしないという条件で始めたんですけど、
蓋開けてみたらハグしたり、キスしたりするんです。
思わず、今まで溜まってたものが一気に出たという感じが
ありました。これをみた監督も
『これもサッカーの一部なんだ!』と開き直る。
『ゴールを決めて祝福できないのは台無しだ!
感情こそがサッカーの一部なんだ!』
って言ったんですよね。
この開き直りは思わず見事と、言いたいですけど。
ドイツ大丈夫なのかと思いましたけどね…笑」
今夜の選曲… FOR NO ONE / JOHN PIZZARELLI