2020年06月10日
最新テクノロジーとオリンピック…新国立競技場の意外な機能
ノンフィクションライターの黒井克行さんをお迎えしています。
2020年最大のスポーツイベント、
東京オリンピック・パラリンピックは来年へと延期になりました。
黒井「今回の東京オリンピックは
『テクノロジーのオリンピック』と
もう一つのテーマを考えて取材しました。
僕が非常に面白いなと思ったのは、
東京の暑い夏の気候や天気をテクノロジーで解決した
技術が発明されたんです。
東京は30度…35度、とされていても、実際に都心では
ビル風やコンクリートの照り返しでそれ以上になるんです。
10m四方でその時の気温や風がわかるテクノロジーがあるんですよ。
これはマラソンだったらいかせたと思うし、
屋外でやるスポーツでは、こういう
天気を味方につけていくとパフォーマンスがどんどん変わってくる。
気温に対するウェアなども変わってくると思います。
黒井さんは、隈研吾さんデザインの国立競技場も取材されていました
黒井「新国立競技場は
コロナウイルス対策スタジアムと
言ってもいいくらい、ぴったりですよ。
あそこのコンセプトは、日本庭園や日本らしさと
言っていますが、実は“換気“なんです。
つまり、東京の暑い夏に風をうまく中に通す事で、
スタジアム内の熱をうまく逃してやる、という
構造です。コロナに対して換気は非常に重要じゃないですか。
換気に関してはいうことないと思います。」
今夜の選曲… HEY JUDE / TEMPTATIONS