2020年07月28日
99%再生材を利用したゴミ袋「FUROSHIKI」とは?
株式会社サティスファクトリー、代表取締役会長
小松武司さんをお迎えしています。
――『ゴミになるものを、新品で作っている』という意味とは…?
小松「実は、巷に出回っているゴミ袋を
手にしてみてみると、100%リサイクルと
書かれているものが多いんです。
でも、それはプラスチックの業界の慣習で、
新品の原料でも「オフグレード」という商品があります。
これはグレードが低いという意味での、
言葉ではなくて『再販売された新品は、
オフグレードと呼んでいい』という、
世の中の人が聞くと不思議なケースがあります。
それを使わないと、リサイクルという風には
言えないので、リサイクル100%と呼んでる
商品は実はオフグレードばかりを使っている
というのが見えてきました。」
――ゴミ袋問題の解決に乗り出し完成したのが、
「FUROSHIKI」という名のゴミ袋!こちらについて、
伺っていきます。
小松「いわゆるゴミだったもの。
物流の倉庫や、商品を荷崩れしないように、
巻いていたストレッチフィルムというものを
関東圏からかき集めて、作っています。
今は月量で34トン集められていて、
9月には100トンを目標にしています。
99%ストレッチフィルム……1回使った
ゴミからできたゴミ袋です。
商品名の『FUROSHIKI』は日本はそもそも
循環型経済だったところから着想を得ています。
日本のその文化は、丁寧に分別につなげたり、
ゴミも大事に扱うことによって
再利用がたくさんできる。
その象徴的な名前として
この『FUROSHIKI=風呂敷』を
活用させてもらっています。」
今夜の選曲… PARALLELS / SAM PREKOP