2020年08月19日
大人気の発泡性清酒「水芭蕉ピュア」について伺います。
永井酒造株式会社代表取締役社長、永井則吉さんをお迎えしています。
小黒「日本酒でシャンパンを目指す、この発想はどこから出たんですか?」
永井さん「昔から泡物は好きだったんですけど、
大人になって初めてアルコール飲むようになって、
シャンパンに衝撃がありました。
世界の乾杯ってスパークリングワインじゃないですか。
日本酒も少しずつ乾杯の場に出てきた。
でも、大吟醸であったり純米酒であったり、
泡なしのお酒が多かった。
皆さん、乾杯はしてくれるんですけど、
すぐグラス置いて泡の方に行ってしまう。
やっぱり泡ものを作らないと、スタートから
日本酒って行かないなって思ったんです。
せっかく作るんだったら、本格的なスパークリングの
中で最高峰だと思っているフランス地方のシャンパンの
基準を元に、日本酒で5気圧、自然発酵、瓶内二次発酵…
を追求していきました。
また、注いだときにシュワーっと見える泡、
それを作ろうと思いましたね。」
――その結果、生まれたのが「水芭蕉」というピュアな
日本酒のシャンパンです。
永井さん「炭酸は充填せずに、瓶内二次発酵という
製法で作っています。
日本でそのやり方は誰もやってなくて、参考になる
同業者もメーカーもいなかったです。
5年間研究に没頭して、2008年に完成しました。
発売してすぐの時に、東京国際映画祭の乾杯酒に
使っていただいたり、スペインの最高峰レストラン
「エル・ブリ」で日本酒で初めて使っていただきました。
また、去年は大阪G20の乾杯酒でも使っていただいてます。」