2020年08月24日
現在開催中の個展「マイ フェイバリット リゾート」の見所は?
大宮エリーさんをお迎えしています。
ーー現在開催中の個展「マイフェイバリット・リゾート」の見所を伺いました。
大宮さん「コロナ禍で移動ができないということで、
お家でリゾートしてもらおうと思って、
6月中に元気な絵を130点描き下ろしました。
製作の時は、音楽をかけて気分をあげています。
かなりセレクトしてこれだ!って音楽をかけるんですが、
決まるまではいろんな音楽をジャグリングしてかけています。
小黒「大宮さんは、お酒を飲むのも好きだと思うん
ですが、絵を描く時は飲まないの?」
大宮さん「鋭いご指摘が…すごい、飲んじゃうんです。
奄美大島の作品の場合は奄美の黒糖焼酎を飲む…
みたいに、その土地のものを飲むようにしています。
最近は飲まなくても描けるようになったんですが、
最初の頃は調節できなくて、飲みすぎて美術館で
転びながらライブペインティングしていることも…」
――今回の個展は、大宮さんが実際に行ったリゾートを
描かれた作品も?
大宮さん「行ったところばかりなんですが、
一点だけ行ったことなくて…
『モロッコの夏休み』という作品は、
行けてないんですけど、資料を
集めてたのを描きました。
それ以外はスリランカ、沖縄、奄美大島、ハワイ島…
行ったところの絵を描いています。
全部風景だと変なので、ハワイだったらハワイの象徴の
ハイビスカスをいっぱい描いたり、
スリランカはジェフリー・バワの建築のホテルに
泊まったことがあって、すごい感銘を受けたので、
それを描きました。」
――今回の展覧会の会場「イセタンサローネアートウォール」の内装は、
写真家・美術家である杉本博司さんが担当されました。
大宮さん「杉本さんとコラボなんてなかなかできないですから、
杉本さんの壁…私は『杉本壁』って呼んでますけど、
そこにショーケースがあって、そのサイズに合わせて
描いたんですよ。
下見に行った時に『このガラスケースが…』って、
伊勢丹の人に聞いたら『それも杉本さんの作品なんですよ』
って、じゃあそこは葉っぱをいっぱいにして、葉っぱの
タワーにしましょう!って、言って作りました。」
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今夜の選曲… あるかたち / 原田郁子