2020年09月02日
障がい者の就労の実態…そして、そのシゴトづくりの今について伺います。
NPO法人ピープルデザイン研究所代表理事の須藤シンジさんをお迎えしています。
――ピープルデザイン研究所では、障害者の就労… その場所を作る活動もされています。
須藤さん「今、障害者手帳を持っている方は、
人口の7.5%くらいいます。
それって言ってみると、いつも(健常者とは)
別れてしまうじゃないですか。
僕らは、Jリーグのチームと組んで、
人口比と同じ7%の人数比で、
ほぼ毎試合働く側に回っていただく、
就労体験というものをやっています。
会場前のチラシをセットしたり、配布したり、
試合後にはゴミを拾ったりと色々してもらっています。
あと、ここ5年弱、力を入れているのが、
“超短時間雇用”という仕組みです。
障害者の人のバイトづくり。
時給1100円払いますと。
1週間で20時間以上働けないと、
企業の法定雇用率の該当者にはならないんです。
20時間働けない人の方が全障がい者の中で
多いと言われています。
そういう人たちにも出来る仕事を明らかにしながら、
地域の中でこれをしてほしいという要望と、
マッチングしています。」
――この働いている人たちは登録制になってるんですか?
須藤さん「行政の中には、公で運営されている
障がい者の就労を支援する事業体があって、
そこに登録されている方の中から、情報を
吸い上げていく流れになっています。」
今夜の選曲… DEAN / ROOS JONKER & DEAN TIPPET