2020年09月08日

女性経営者としての経験と、現代日本の課題について伺います。

CCCサポート&コンサルティング株式会社代表取締役会長の奥谷禮子さんをお迎えしています。

IMG_3523_blog.jpg

――日本社会で女性経営者に対する課題について
伺いました。

奥谷さん「女性経営者は、
いまだに少ないというのが日本の現状です。
『2020年30%』と言って、
2020年までに女性の管理職や経営者を30%にというのを
目指していましたが10%もいないと思います。
本当に日本の場合は女性のリーダーが
育つ環境がないというのが問題だと思います。
教育レベルが、同じであれば女性の方がやりがいを
持ってやると思います。」

ーー奥谷さん自身の経験と比べて、女性の経営者を
取り巻く環境はどうなっているとお考えですか?

奥谷さん「女性経営者にとって
すごくいい環境になっています。
今は女性でも銀行がお金を貸してくれますから。
私の時は、相手にしてくれなかったし、
担保がないと貸してくれなかった。
女性なんて社会から全く信用がない…そういう状況で、
名刺を出すと『なんで働いてるんだ』と言われたりも。
『女が働くこと自体が、おかしい、家にいるのが当然』
という時代でしたから。
それが35年ほど前…
それでも日本はまだまだ進歩していないと思います。」
小黒「結局、社会の受け入れ方は変わったものの、
世界のスタンダードからは遅れていると…?」
奥谷さん「遅れています。女性自体も遅れています。
自分で考えて、自分で行動して、
自分で責任を持つ、当たり前のことが女性は
できない。管理職になりなさいと言っても、
責任を持つのも嫌…せっかくチャンスをもらっても
チャンスをとりに行こうという気がないんですね。」

今夜の選曲… CLAUDINE LONGEST / WANDERLOVE

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

https://www.j-wave.co.jp/cgi-bin/podcast/mt-tb.cgi/10933



バックナンバー