2020年10月14日
コミュニケーションをデザインする…とは?
一般社団法人コミュニケーションデザインセンター
内藤久幹さんをお迎えしています。
内藤さんは2015年に
「コミュニケーションデザインセンター」を
設立されています。
内藤さん「コミュニケーションデザインという
言葉自体まだ広まっていないですね。
もっというと、デザインという言葉自体が
意匠という所に留まっている。
そもそもデザインという言葉は
表層的なことではなく、内側の構造的なことや、
広がっていく環境的な所に至るまで
本来必要な要素だと思っています。
そういったことを一つ一つ実現して
いける場所にしたいと思っています。
(具体的に)大阪芸大のアートサイエンス学科の
新校舎が分かりやすい事例です。
新しい校舎というものは本来機能的なものだけで、
出来るだけ効率よく作ればいいというのも
一つの考え方です。
あえてそうではなく、“アートサイエンス”という
思想自体を広めていく為に、建築自身が
シンボルになる。
そのシンボルをきちんとした形のものに表現して
いただけることによって、
今、現実的に海外からも取材を受けたので、
いろいろな人が訪れたりとか、
アーティストがコラボしたいと言ったり、
日本国内でもいろいろな企業が連携したいという話が
二次的、三次的に広まっている。
校舎ができることで、数多くの人が訪れるだけでなく、
そこから見出されて何かをやってみたい、
何かをやっていきたいと自主的な気持ちに
させていくというのがコミュニケーション
デザインの原点かなって思っています。」
今夜の選曲… YOU ARE(VARIATIONS)~EXPLANATIONS COME TO AN END SOMEWHERE / LOS ANGELES MASTER CHORAL