2020年11月10日
14歳で王貞治さんにインタビュー…その貴重な経験について伺います。
株式会社ILI 代表取締役で、ビジネス・プロデューサーの
杉山大輔さんをお迎えしています。
――杉山さんが編集長の情報サイト
「私の哲学」では、各界で活躍されている方への
インタビューの様子が掲載されています。
杉山さん「2007年に今の会社を立ち上げた時、
自分が社長って言う立場だと外に行って色んな人に
出会わない限りは、新しい情報が手に入らない。
だから、人を取材しようかなと思ったのがきっかけです。
小黒「言うのは簡単だけどさ。
なんでこんなに、トップクラスの方達が君にあってくれた、
その秘訣はどこにあるんだろうね?」
杉山さん「やっぱり、その人に会いたいという
熱意だと思います。14歳でニューヨークにいた時に、
王貞治さんを取材する機会があったんです。
当時、塾に通っていてその国語の先生が
新聞の編集とかをやっていた方なんですけど
『君は物怖じしない中学生から、王貞治を取材してみるか?』
って言われたんです。
ですが、海外に住んでいて僕は王貞治さんが
誰か知らなかった。
正直に”知らない”と話をしたら、事前に質問を用意してくれて、
その中で自分の好きなことを聞いていいと言ってくれたんです。」
杉山さん「部屋に王さんが入ってきた時に、
すごいオーラがあったんですよ。
インタビューの最後の方で、
『王さんって女性にモテましたか?』って僕が聞くと、
王さんが笑ってインタビューがめちゃくちゃ良くなったんですね。
そこから話をしだしてくれたんです。
『杉山くん、日本で一番高い山知ってるか?』
『富士山ですね』と答えると、
『では二番目は?』と聞かれて、
『わからないです』と言いました。
『では、杉山くん、ホームラン王は誰だ?』と
『王さんです』と言うと
『じゃあ、二番目は?二番も三番も、みんな一緒だ。
一番にならないと覚えられない』
それが、王さんが14歳の僕に言ったことです。」
今、私の哲学でインタビューしているのは99人。
記念すべき100人目でまた王さんにインタビュー
出来るようにと考えていらっしゃるそうです。
今夜の選曲… LET'S DO IT / DINAH WASHINGTON