2020年12月01日
ワクワクの提供と選択の自由というお話、伺います。
HARAPPA株式会社代表で原っぱ大学・ガクチョーの
塚越暁さんをお迎えしています。
ーー原っぱ大学の活動拠点には、
逗子市にある秘密基地「村や」や
古民家スペース「100Sai」があります。
こちらでの具体的な活動について伺いました。
塚越さん「『村や』は山の中のちょっとした
平地と山があり、電気もガスも水道もない施設です。
僕らは自然教育ではなく、時々怒られるんですが
子供たちが木をペンキで塗ってしまっていたり、
プラスチックの破片や廃材が落ちたままの
人の遊びの跡がそのままになっています。
そこで、ものを作る、虫を捕まえる、
探検もできる、泥んこになる……
遊びの場が開かれていて、そこでよしなに
遊ぶというそんな場所です。
古民家の『100Sai』では『村や』の
町版で築100年くらいの家を借りて
ゆるりと過ごす場所です。
ここでは主に”サボール”という活動を
やっていて『明るくサボろうぜ』と。
みんなが集まってご飯を食べたりします。」
塚越さん「『原っぱ大学』は、1回きりの
プログラムではなく何回も関係性を
築いていくという仕立てになっています。
最初は『何やってくれるんですか?』とか、
『どうやって遊んだらいいか分からない』って
質問が大人からも子供からも来ます。
でもそれに対して、主体者が僕たちで何かを
提供するのではなく、貴方自身のやりたいことを
一緒にやろう、やっていいんだ!という
関係性を築いて、回数を重ねていくと
多くの人が自分の中の声に素直になっていく…
そうした場を作っているイメージです。
ただ、始まりと終わりの時間は設けています。
やっぱり人は、なんでもやっていいというと
困ってしまう。
僕らスタッフの役割としては、
ちょっとした刺激…遊び心ですね。
今年は、100%天然素材のイカダを作って海に
浮かべようというのをやりました。
子供は途中で飽きちゃったりするんです。
ここにいろ!っていう強制はしません。
でも、これを海に出たらかっこいいんじゃない?
っていう声かけはして。やってもいいし、
やらなくてもいいよ、という場所を作ってます。
僕たちスタッフも一緒にやってワクワクすることを
用意しそれも教えてあげるではなく、
僕たちも分からないのでグーグルで検索しながら
一緒に対話して作り上げていく。
肝は、それをやらなくちゃいけないじゃない。
やらなくてもいいよ、っていうのが
場に用意されているそんな場所を作っています。」
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今夜の選曲… THEM BLUES / JUNIOR MANCE TRIO,BILLIE POOLE