2020年12月02日
“遊ぶ”という解放と、そこに集う“仲間”たち…とは?
HARAPPA株式会社代表で原っぱ大学・ガクチョーの
塚越暁さんをお迎えしています。
ーーこれまで実施してきた遊びの中で
印象深いものは…?
塚越さん「HARAPPAと検索していただくと
出てくるのが、泥遊びなんです。
それぞれの活動拠点でそれぞれの泥があって。
しかも、僕らのフィールドには水道がありません。
その代わりに、溜めている雨水を泥の坂に
流していってスケートリンクみたいな状態に、
その下には穴を掘ってあって池みたいになります。
子供たちは水と一緒に坂を滑ってきて、
全身泥んこになります。
それって普段は大人が子供に、
『汚いからやっちゃダメ!』
っていうことなんですよ。
でも、それがこの場に来ると
なんとなく”やる”?みたいな空気になるんです。
怖そうだし、いたそうだし、汚いし…
でも、子供にやってもらいたいみたいな
マインドが親の中に出てくるんです。
そういう時に、こちらからは
子供にやって欲しいんだったら、まずは
アナタがやってみたら?って言うんです。
そうして、勇気ある大人が滑って
泥だらけになるんです。
帰りは電車っていう人だったりするんですけど
全身泥んこになることで何かが変わる…
それがいいですね。」
小黒「参加するのにチケットが必要って
ことだけど、どのくらいするの?」
塚越さん「大体、4〜5時間くらいで、
1万5、6千円くらいです。」
小黒「結構高いね」
塚越さん「皆さん結構仰られるんですけど、
我々がみているのはその先なんです。
表面的な遊びというよりは、そこで
作られる家族の関係だったり仲間だったり。
その場の全員が自分を晒しているわけで、
自分自身が遊んでいないと場も遊ばない。
スタッフ自身も全存在をかけて
作ってくれている価値というのは
他にはないと思っています。」
塚越さん「最初にこの事業を始めて
集まってくださった”仲間”はなんだか
わからない…山で何をするのかも、
何を得られるのかもわからないのに、
喜んでお金を払ってきてくださった方々は
サービス提供者と受益者以上の関係を
結べています。」
今夜の選曲… HAVE SOME BOOGALOO / TIMMY THOMAS