2021年03月10日

幻の染料…パステル、とは?

株式会社インディゴ気仙沼・代表取締役の藤村さやかさんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

ーー藤村さんの「インディゴ気仙沼」では、
幻の染料と言われている植物、
パステルの栽培に挑戦されています。
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↑幻の染料植物、パステル

藤村さん「パステルは16世紀あたりに
ヨーロッパで流行った染料植物です。
この植物から青色の色素が取れて、
それを生地に纏わせることができると
分かりました。
実は、天然の染料で青色を出せるものは
少ないんです。
当時はラピスラズリという宝石を
砕いて染色していて青色を
纏うことができたのは、
王様などの位の高い人でした。
ナポレオン軍の軍服に使われたことで、
有名になりました。
今、栽培しているものはフランスの
トゥールースからお分けいただきました。
中世ヨーロッパで流行った後で、
一度忘れ去られてしまった植物なんです。
トゥールーズのデニス・ランベールさんが
植物博物館に保管されている種を
増やしていった種を2キロ購入して、
気仙沼で栽培を始めました。」
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↑インディゴ気仙沼で栽培されたパステル畑の様子

ーー気仙沼で栽培することに際して
どんな苦労があったのでしょうか?

藤村さん「基本的には気象学を
専門にされている大学教授に
現地に来ていただいて、
ヨーロッパの西岸海洋性気候と
気仙沼のリアス式海岸付近の
気候がかなり似ているという
理論を教えていただきました。
発芽条件がかなり難しい植物と
聞いていましたがその気候の
おかげか、無事発芽してくれました。
その後は英語やフランス語で
書かれた書物を解読して一つ
一つ挑戦していくという
繰り返しでした。」

ーーインディゴ気仙沼では、
海外マーケットも視野に入れて
始められ、現在もアメリカ市場との
取引がされています。
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