2021年05月05日
大企業から、ベンチャー企業への転身…
野菜バイヤー・愛の野菜伝道師 小堀夏佳さんをお迎えしています。
*リモートでのご出演です。
ーー小堀さんは中央大学経済学部を
卒業され、住友銀行へ入行されます。
小堀さん「住友銀行時代は、資産運用を
担当していて、外回りが主体でした。
当時もう、金融の預金は儲からないと
いう商品だということで、外貨預金や
投資信託を一般の人に販売し始めた
年に入りました。
資産運用を会社社長や経営者の方に
お話しするのが私の仕事でした。
ただ、私には全くあっていませんでした。
もともと、食べ物が好きだったので
食べ物の会社に入ろうとしていたら、
尽く落とされていたんです。
女性の総合職は1名、取るか
取らないかみたいなところだったので、
全て受けた会社は落とされていたところ、
ご縁で住友銀行の方々と10名くらい
会う機会があって、こういう人たちと
働きたいという思いを持ったんです。
その時は、したいことよりも、
この人たちと働きたいという方向に
変わって銀行に入りました。」
小黒「そういう人たちと働きたいと
思って 銀行員になったと思ったら
たった3年でオイシックスに
転職した理由は何だったんですか?」
小堀さん「外回りをしていた時に、
私は体育会系だったので、1日にローラーで
100件とかをやっていたんです。
あとは名刺に必ず一言書いて
ポスティングするというのを
やっていた時に、数字がものすごく
上がって成績は良かったんです。
ただ、回っていた時にお客様の声を
よく聞くんです。
その際にそれを本店へと返していくんですが
大企業って商品やサービスを替えるのが
簡単にできませんでした。
お客様の声を聞いたら、すぐに
商品やサービスを変えられること
がしたいと思った時に、大企業ではなく
ベンチャー企業だと思いました。
あと、もともと目指していた食への
興味がすごく湧いてきたので、
食のベンチャー企業を探したら
オイシックスしかなかったんです。」
小黒「君がいなかったら今の
オイシックスはなかったと思うよ?」
小堀さん「そんなことないですよ〜。
ただ、オイシックスが成功したのは、
経営者と産地の担当が別だったこと。
産地側から出てきた人って、産地よりに
なりやすい。利益を出していくのが、
それでは難しい。産地と経営が意見を
言い合って最終的な落とし所を
見つけていくのが成功した事例だと
思いますね」
今夜の選曲… I NEVER LOVED A MAN(THE WAY I LOVE YOU) / ARETHA FRANKLIN