2021年05月24日
その冒険魂を次世代に継承する活動、 そして、新たにはじめた「本屋」のお話、伺います。
北極冒険家の荻田泰永さんをお迎えしています。
※リモートでのご出演です。
ーー荻田さんは2000年より20年間で16回、
北極圏各地をおよそ10,000km以上冒険され、
2018年に「植村直己冒険賞」を受賞。
国内外から注目されている日本唯一の
「北極冒険家」です。
荻田さんはなぜ歩いて北極点へ?
荻田さん「一番最初はたまたまその方法で
始めたというのがありますが、
80年代〜90年代に活躍した
大場満郎さんという冒険家の方が、
若者を連れて北極を歩くという
活動をされていました。
実は私が初海外旅行で
参加したというのがきっかけです。」
ーー幼少期の荻田さんはどんな子供
だったのでしょうか?
荻田さん「生まれたのが神奈川県の
愛川町という山と川に囲まれた土地でしたので、
そこで遊んだり、ちょうど子供の頃に
テレビゲームが出てきたので家で遊んだり
全部遊んでいました。
正直いうと、子供の頃に冒険に
憧れたという原体験はなくてですね、
北極に行ったのも大学を辞めて、
フラフラしているときに事故みたいに
出逢ってしまったんです。
北極に対する1番の魅力は、
これ!と言い切れないんですが、
日本にいたら見られない物や
出逢えない人…そこに行かないと
見れない知識ではない体験が
あるということですかね。」
小黒「荻田さんほど、何度も
北極に行かれていると温暖化の
問題なども実際に感じられて
いますか?」
荻田さん「これは難しいところも
あって、北極と言っても広いので
毎年毎年同じ場所ってないんです。
場所が少しずつ変わっている。
温暖化について実際に感じると
すると、植村直己さんが北極圏で
活躍されていましたが、
植村さんが当時通れていた所が、
今では氷が貼らなくて通れない
という場合があったりします。
あとは現地のイヌイットが
話す言葉なんかからも感じる
ことがありますね。」
荻田さんがオープンされた『冒険研究所書店』のHPはコチラ!
今夜の選曲…L'ENFANT / VANGELIS