2021年06月01日
日本のイメージ と 女性の活躍、そして国民性について伺います。
ドイツ日本研究所・所長、
フランツ・ヴァルデンベルガーさんを
お迎えしています。
ーー今のドイツの若者たちから
見た日本のイメージとは一体
どんなものなんでしょうか?
フランツさん「ドイツの若者
たちだけじゃなく、世界中の
若者たちは日本に対しての
関心が高いと思います。
アニメ文化やゲームや漫画…
昔は柔道やマーシャルアーツ
などでしたが、今はもう
新しいエンターテイメントに
関心がありそうです。
日本のデザインや庭園も
関心が高いと思いますね。」
小黒「最近の日本は
国会議員に女性を増やそうと
しているんですが、ドイツ
では、メルケル首相に代表
されるように女性議員の
進出は進んでいるんですか?」
フランツさん「政治分野に
おいてドイツの女性は
すごく活躍しています。
地方政治でもトップに
女性が何人かいます。
今度、次の緑の党の党首は
女性になります。
ただ、他の分野は日本ほど
ではないけど遅れています。
企業のトップに女性が
就くのはスカンジナビアや
フランスなどに比べて
遅れています。」
ーードイツと日本は、
どちらの国民も「勤勉」
というイメージがあると
思いますが…実際のところ
どうなのでしょうか?
フランツさん「勤勉そうな
イメージもあると思いますが、
両国の一番大きな違いは、
ドイツ人は成果を重視します。
どんなに頑張っても結果が
悪いと評価はされない。
日本は成果より仕事の
在り方や過程、頑張る精神等
がんばることを重視しています。
ドイツには『頑張ってください』
という表現があまりないんです。
『いい成果になる様に』と
いっています。
日本は”出来るだけ頑張る”
というイメージが強いですよね。」