2021年06月08日
現在公開中の映画「ブックセラーズ」 について伺います。
映画配給会社「ムヴィオラ」代表の武井みゆきさんをお迎えしています。
※リモートでのご出演です。
武井さんの会社ムヴィオラが
配給している映画「ブックセラーズ」が
全国公開中です。
武井さん:映画の起点になっているのは
『NewYork Book Fair』という
古書のフェアです。そこに集まった
アメリカ、それから世界のブックセラー
達が自分たちの自慢の古書を
持ち寄って売買するというフェア
なのですが、そこに集まってきた
ブックセラー達、1人1人を
追っていくというスタイルの
映画です。
ブックセラーと言っても
お店を持っている人や、お店がない人も
いたり、フェアは一般の人も
参加出来るのでそこに現れた
有名な作家など……色々な人たちに
本をめぐる話を聞いていく
ドキュメンタリー映画です。
小黒:そもそも武井さんがこの
『ブックセラーズ』を見つけて
きたのは、どういうきっかけが?」
武井さん:実はこの映画、買う前に
スクリーンで見ていないんです。
映画を探している時に、
New York Film Festivalの
出品作をチェックしていた所、
この映画のタイトルが目に入りました。
出演者としてフラン・レボウィッツという
作家の名前もあって、以前彼女の
本を読んだことがあったので、
興味が湧いて制作会社に
コンタクトを取ってパソコン上で
初めて見ました。
小黒:この映画はニューヨークでも
話題になったんですか?
武井さん:ニューヨーク映画祭では
話題になったんですが、公開が
翌年になり、さらにはコロナの
パンデミックもあり、普通の
商業公開としてのタイミングには
恵まれなかったんです。
なので、監督が日本では映画館で
見れるということになって、
とても喜んでいました。
やっぱり今、本に関わる人たちが
電子書籍が出てきた中で、
紙の本がどうなるんだろうと、
考えられると思うんです。
でも。個人でお店を開いている
ブックセラー達が、ニューヨーク
でも出てきている。
必ずしも紙の本が悲しむような
未来ばかりではないという所も
見えてくる映画だと思います。