2021年07月06日
新刊「炭酸ボーイ」とそこに込めた若者へのメッセージとは?
作家の吉村喜彦さんをお迎えしています。
ーー沖縄の宮古島で、
突如湧き出した天然炭酸水を
巡る騒動を描いた書下ろしの
小説「炭酸ボーイ」について
伺いました。
小黒:この本は、どんな世代の
人に読ませたかった?
吉村さん:同世代の人が
やっぱりわかってくれるかな…
と。それと、若い人。
今、コロナで鬱屈している
そういう気持ちを
吹き飛ばしたい。
特に若い子は、言いたいけど
言えないみたいなことが
多いので、炭酸ボーイを
読んで言ってもいいんだぜ
って思って欲しいですね。
ーー吉村さんの代表作は
サントリーモルツのCM。
萩原健一さんと和久井映見さんが
出演されていました。
また、井上陽水さんが
出演したサントリー角瓶
などがあります。
小黒:そんな一時代を築いた
吉村さんから見た、今の
日本のCMってどう思って
います?
吉村さん:レベル低すぎますよね。
文化度が本当に感じられない。
もっと、知性をあげてもらわないと。
小黒:小さい頃からこれ
(画面を指でスクロールする仕草)
じゃ、知性上がらないよ。
考えないんだもん。
吉村さん:物理的に豊かに
なりすぎて、僕が「炭酸ボーイ」で
書いた宮古島の話っていうのも
そういうところに共通すると
思いますね。