2021年07月07日
清澄白河と大阪…水の街、同じ匂いというお話伺います。
作家の吉村喜彦さんをお迎えしています。
小黒:宮古島…というか、沖縄を
舞台にして小説を書いたのは
初めてですか?
吉村さん:そうですね。
以前に漁師の方のノンフィクションや
食べ物だったりお酒の本は
書かせていただいたんですが、
小説を書くには水面下の氷
みたいなものが多くないと、
水面から出る氷の部分も
大きくならないんですよね。
そういうのでやっと沖縄を舞台に
書くことができました。
あと、沖縄との自分のスタンスが
とれたきたのかなと思います。
小黒:最近バーって少なくなったけど
吉村さんが行くのはどのあたり?
吉村さん:森下だと、昼間から空いている
地元の人たちが集まるカラオケ喫茶
みたいなのが好きですね。
僕は大阪生まれなんですが、
大阪って水の街なんです。
で、深川に行ったときに
同じ水の匂いを感じたんです。
その水の匂いに関する親和感
みたいなものがすごくありました。
考えてみれば、大阪の
深川八郎右衛門という人が
移り住んで開いた街なんですよね。
今夜の選曲… MYAH-MAN / BLACK WAX