2021年07月21日
トマト栽培の難しさと面白さとは?
ネイバーズファーム代表・川名桂さんをお迎えしています。
※リモートでのご出演です。
川名さん:トマトを選んだきっかけは
最初の会社に入った時にトマトの担当に
なったことがきっかけでした。
やってみて、本当に難しいというのを
感じて1年の研修を経て大きい農場を
任されたんですけど大きい失敗も沢山
しましたし、どれだけ勉強して理論に
基づいてもこんなにうまくいかないことが
あるんだと感じたんですが、
逆に改善したいところも毎年毎年
出てくるんです。
永遠に興味がつきないものだなと
思うのでその辺りにハマっていきました。
小黒:トマトは数字で育てる…
と川名さんはおっしゃっていますが、
この考え方について教えていただけますか?
川名さん:トマトって環境制御ができる
ビニールハウスを建てると人間が
管理できる項目というのが沢山あります。
例えば、日射は午前中はどのくらい
とか、温度帯も1時間ごとに管理できます。
また、水や肥料の濃度は日々変えて
いったりなど…そういうインプットが
結果として植物体に現れてきます
……例えば今週は10センチ伸びて
その前の週は2センチでした。
その差の2センチはどういう要因
なのかを考えていきます。
小黒:最近のトマトは糖度の高い
フルーツトマトのようなものが
好まれやすいんですか?
川名さん:そうですね。
少し前までその傾向が強かった
んですが、今はそれを振り切って
トマトらしい味が欲しいという
人も増えている感覚があります。
フルーツトマトを作るときは、
水を絞って甘さを乗せるんですが
私は伸び伸びとトマトを育てて
トマトらしい野菜の味がしっかり
出るようなものをお届けしたいと
思っていて、それを喜んでくれる
人が増えていると思っています。
今夜の選曲… WASHING MASHINE / KINGS OF CONVENIENCE