2021年08月25日
セラピードッグによる動物介在療法について伺います。
一般財団法人・国際セラピードッグ協会代表、大木トオルさんをお迎えしています。
※リモートでのご出演です。
小黒:全て新しい道を切り開いて
きたからこそ、大変なことも
多かったと思いますが、
活動の資金とかはどうやって
賄っているんですか?
大木さん:私がたまたまアメリカで
ミュージシャンとしてやってきた
お金を全て活動に使っています。
最初はどうなるかと思いましたが、
ブルースを歌ってもらったお金が
犬たちの命を救えるとなると、
私自身が犬に救われたので
恩返しをすることにもなって
すごく自分の中で良かったと
思っています。
東日本震災以降は、報道に私が
出るようになって、それまでは
してこなかったんですが、
一般の方から寄付も頂ける
ようになりました。
今は皆さんが殺処分の問題を
知ったり、セラピードッグの
活動に賛同していただける
ようにもなっています。
小黒:資料を読んでいて驚いたのが
セラピードッグの活動によって、
認知症の方が意識を取り戻す例もあると?
大木さん:認知症の方というのは
思い出や家族との関わりがどんどん
遠ざかっていきます。
家族の名前を忘れたり、記憶が
薄れていってしまう。
セラピードッグの一つの症例としては
犬の名前を覚えることから、
忘れかけていた家族の名前を
もう一度リカバリーさせる…
犬たちがそういった回復の間に
入る役目をしております。
今夜の選曲… SAVE THE LAST DANCE FOR ME -WITH BEN E.KING- / 大木トオル