2021年09月22日
鎌倉・長谷で新たにはじめた「憩写真館」とは?
ポエムグラファーの沼田元氣さんをお迎えしています。
※リモートでのご出演です。
ーー沼田さんは、お母さんの10年間の介護が終わり
次のステップとして「街角の憩写真館」を
オープンされていらっしゃいます。
場所は鎌倉の長谷にある「コケーシカ鎌倉」と同じです。
小黒:写真スタジオから収録されているんですね。
(※収録中の背景は鎌倉の大仏でした)
パッと見て、普通の写真館と違うのは
わかるんですが改めて違うのがどんな部分か
ご説明いただけますか?
沼田さん:一つは背景ですね。
昔、スマホやカメラが自由に持てなかった時代は
写真館で撮影されていたと思います。
当時のような緊張感を持って楽しい写真館を
やりたいと思いました。
そのために特徴として、白バックだけじゃなく
歩いて5分ではあるんですが、鎌倉の大仏の
背景を作ったりしています。
そして、もう一つのウリとしては
早すぎる遺影の撮影です。
死ぬ前にいい写真を撮りませんか、という
試みをやっています。
値段的には1回1万5千円くらいからと
考えています。
そもそも、母親の写真をたくさん撮っていた
ということで、遺影に全く困りませんでした。
何百枚、何千枚という中から一番いい写真も
選べましたし、そういうふうに元気な時に
遺影を撮ってそれを更新していくような
ライフスタイルを定着させていけたら
いいなと思っているんです。
――憩写真館の営業は土日祝日。
完全予約制になっています。
沼田さん:背景は銭湯なんかを描いている
ペンキ職人さんに描いていただきました。
CGで簡単に合成ができるのをここで
撮っていただく…そういう体験も含めて、
思い出作りができればなと思っています。
今まで出版社で女優さんやモデルさんなど
著名人を撮ってきました。
今度は、一般の人を撮っていくということで、
考え方としては美しい人というのは実は
どこにでもいて、その美しさを発見
できるのはカメラマンの方なんだと思っているんです。
写真館のコンセプトとしては、写真家と
一般の方…被写体とのコラボだと
考えております。