2021年10月25日
ハンドメイドマーケットプレイス「Creema」を運営する会社の設立と運営について伺います。
株式会社クリーマ代表取締役社長で、クリエイティブディレクターの
丸林 耕太郎さん です
※リモートでのご出演です。
丸林さんは、1979年横浜生まれ。
慶應義塾大学卒業後、大手インターネット
広告代理店勤務を経て、2009年に株式会社クリーマを創業。
2010年に、個人のクリエイターがネットで直接、
作品を売買できるオンラインのハンドメイドマーケットプレイス
「Creema」のサービスを開始し、運営されていらっしゃいます。
丸林さん:Creemaはアクセサリーとかインテリア、器など…
様々なジャンルで作品を作られている方が22万人出店されていて、
その方々の作品が1千200万作品が出品されています。
月間では3000万人の方がサイトやアプリに訪れていただいて
いまして、年間160億円ほどの取引が行われています。
小黒:出店されているクリエイターの方は日本の方だけなんですか?
丸林さん: Creemaは日本と中国圏でもアプリの展開を
していまして、日本や台湾のデザイナーの方もいらっしゃって
基本的に世界どこからでも出品していただけます。
――丸林さんがCreemaを立ち上げたきっかけとは?
丸林さん:学生の頃にプロとして音楽活動をしていた
時があったんです。すごく才能があるのに、仕事がないな
っていう人がいたりして、才能や努力が正当に評価される
ような仕組みが創作の世界でも作れないかなというのを
ライフワークのように考えていました。
それが新規事業を立ち上げるときに、
このサービスの形で繋がりました。
小黒:創業は2009年29歳で、自身の会社
赤丸ホールディングスを立ち上げたようですが、
最初の事業は今とは違っていた?
丸林さん:最初にやっていた事業は北欧とかの
生活様式で、他世代の方が緩やかなコミュニティをつくって
生活するコーポラティブハウスというものを日本で
はじめに広げようと思って始めました。
まぁ、なかなかうまく行かなくて早めの段階で
撤退判断をして次の事業でCreemaを始めました。
新しいことを始めるのってワクワクするだけで、
実際は難しいことではないと思うんですけど、
何かを捨てるっていうのはすごく難しいことだと
思うんですよね。
これに関しては、会社を10年で株式公開まで持っていくと
いうのを仲間達とも約束していたんです。
この段階で手を引かないと多分手遅れになるなというのがあり、
半年営業をして一個も契約を取れなかったときに
僕がその事業を止めると決めて、仲間にも告げました。