2021年10月11日
医療のICTソリューションと、新しい衛生管理の手法「HACCP」について伺います。
株式会社コアベース代表取締役社長・野崎達矢さんをお迎えしています。
――1963年生まれ、大阪芸術大学芸術学部卒業後、
広告代理店勤務を経て、2014年に、医療業界の
総合代理店コアベースを設立され、医師会向けの
冊子の出版をはじめ、医療介護の
ICTソリューションの提案などを行っていらっしゃいます。
野崎さん:元々は広告代理店で色々な情報を発信
していたんですが、IT化の波に雑誌業界が衰退して
いく中でITの方へ媒体をスイッチしていったんです。
その際に医療系大学院の教授と仕事をすることがあり、
医療のICTがとても遅れていることを知ったんです。
逆にいうと、すごくチャンスだなと思い医療業界へ
入っていきました。
例えば、患者さんのカルテのデータにしてまとめて
いったりするのを、お医者さんたちにわかりやすく
説明していくのがメインになっています。
――野崎さん、早速ですが、食品衛生法が改正されて、
今年6月から食品を扱うすべての業者に対して、
新しい衛生管理の手法、HAACCP(ハサップ)が、
義務化されると伺いました。
野崎さん:食品衛生に関する新しい基準ですが、
基本的には今までの一般衛生管理とはあまり
変わりはなくて、それに加えられた新しい
手法になっています。一言で言うと
“食の安全の確保に関するガイドライン”
です。
元々はアメリカで発明された基準で、
HACCP(ハサップ)は、単語それぞれ
「Hazard(危害)」
「Analysis(分析)」
「Critical(重要)」
「Control(管理)」
「Point(点)」
の意味を表しています。