2021年12月07日
地域と息子とニワトリと……ニワトリを飼って起こった変化とは?
写真家の繁延あづささんをお迎えしています。
※リモートでのご出演です。
小黒:あとがきで繁延さんご自身が、
『こんな話が本になるの』って書いてて
僕も同感だったんです。
本にした編集者は立派だなと思いますが、
この本は息子さんは読まれたんですか?
繁延さん:原稿チェックをしてもらった
ので、「いいんじゃないの」って返って
きたんですが、その後で「自分は好き
じゃないけど」って言ってました。
やっぱりお母さんの目線で書かれている
ので、自分からみたらこうではない。
だけど、お母さんの本だから
これでいいんじゃないとのことでした。
小黒:息子さんが作った「にわとり飼育計画書」
これはどういったものだったんですか?
繁延さん:どんなふうにニワトリを飼育して
住宅地で飼うときにはどんな問題が起こって、
それをどうゆう解決をするのかというのが
書かれていました。大家さんにプレゼンを
するためにそうしたことをまとめていたんだと
思います。
お金が欲しいという動機の部分でいうと
私が元々お小遣いをあげていなかったという
よくない理由が先にあるんです。
ただ、そういう計画の中に自分の興味の
あることを織り交ぜて作り、思い描いて
やってみたくなったからこそ、
実行したんじゃないかとそういう気がしています。
小黒:卵が毎日採れるようになると、ご近所に
卵を売ることで、地域の人との繋がりができましたよね?
繁延さん:それまでも挨拶はするような地域
柄だったんですが、近所のお年寄りの
方々が通りかかって、懐かしいねって
言ったり、飼育のアドバイスをくれたり…
息子と2人で、私たちには新鮮な風景でも、
周りのみんなには懐かしいんだね…って、
そんな会話をしました。