2021年12月15日
廃棄を出さないブランド運営、タグにも新たな価値を。
アミアズ株式会社 代表取締役社長:財間宣彰さんは、
今年、SDGsに特化したファッションブランド
『blue serge(ブルーサージ)』を、今年立ち上げられました。
環境負担に配慮したブランドを運営してる中、
新たに『black serge』という色違いのブランドも誕生しています。
財間:この1年は、百貨店などで期間限定で
出店させて頂いたんですが。
お客様に商品を販売するとなると、
ある程度の在庫のリスクが必要になってくるんですね。
ただ、リスクをしても、思いのほか
売れなかった商品というのは存在します。
その商品を廃棄には回しては意味がないので、
ダウントレンドになったものに対しても、
息を吹き返して販売できるように、
残った商品を全て、山形県の染工所で黒く染め直して
『black serge』というブランドロゴを付け直し、
『blue serge』店舗内で、販売をしています。
さらに、財間さんが副理事を勤める
『一般社団法人繊維育英会』では、
『APPA-WELL-(アパウェル)』という
タグを使ったプロジェクトをされています。
APPAREL & WELLNESSの造語で
名付けられたこのタグは『blue serge』の
全商品に付けられています。
財間:タグ自体に、100円の価値を付けて流通させています。
お買い上げいただいたお客様が、
寄付活動に参加した証明になる、というタグです。
すでに、新型コロナウイルスワクチン開発の大学や、
犬や猫の殺処分に反対する一般社団法人などに
寄付させて頂いています。今では、弊社の
お客さんであるアパレルブランドさんでも
このタグをつけて販売して頂いたり、
食品にタグをつけて頂いたり…100枚入りの
名刺にタグをつけて、1枚1円で寄付になったり。
名前に“アパレル”が入ってますが、
私が意図していなかった広がりが出ています。
『APPA-WELL-』の寄付先は、
固定されておらず、お客様の声で決めている、とのこと。
今夜の選曲: DROPS OF SUNRISE / OMAR SOSA & SECKOU KEITA