2022年01月11日
コロナ禍をプラスに!昨年開催した
今週のゲストは、雑誌ソトコト編集長の指出一正さん。
指出さんは、10年以上全国各地を訪れ、
”地域の可能性” を発掘し続ける取材を続けていらっしゃいます。
ただ、コロナ禍において、現地への訪問取材は難航し続け
オンライン上での交流が増える一方だそう。
そこで、オンライン上でのコミュニケーションで
どのように人と人との関係性を深めていけるか、
工夫をしていく日々だった、とのこと。
小黒「オンラインだからこそ良い事は、発見できましたか?」
指出「いっぱいありますね!
まず、会場に足を運ぶことができない条件の人が
いっぱいいることがわかりました。
階段の上り下りが大変だったり、その時間には子供がいて難しいとか。
そういう皆さんが安全な状態=オンラインで、地域のことを考えて
新しい仲間が作れるというのは、オンラインだから現れた方達で
そういう方も多かったな、と思いますね。」
小黒「じゃあ、見事にこのコロナ禍をプラスにできた?」
指出「できましたね。特に、この2年間でオンラインでの技量が
僕も含めて、中高年の皆さんが自由に使えるようになって、
オンラインで若者と地域の交流が出来る、その土地のスーパースターの
お父さんやお母さんが出てきたのは、よかったです。」
2025年に行われる大阪・関西万博の日本館で
基本構想のクリエイターを務める指出さん。
『万博未来編集部ローカルツアーONLINE』(昨年開催)では、
万博の関係人口を増やすため、関西の10代20代30代に向けた
”住みたい未来を作るワークショップ”を開催されていました。
指出「いきなり2025年が現れるよりは、今から ”万博のことが面白いな" って
思う若い皆さんが育っていって、万博チルドレンが生まれて、
"何か未来を作りたい"といろんな世代が増えるように
この5年間の助走、関わりしろを作っていこうと思ってお手伝いしています。
生物学者の福岡伸一さんも、前回の万博チルドレンですよね」
小黒「福岡さんの万博の思い出は、月の石だったよ。
そこから、科学の子になったんだから、その活動は正しいかもね。」
今夜の選曲:SING A SIMPLE SONG / SLY AND THE FAMILY STONE