2022年01月18日
映画「プラスチックの海」に見る生態系の危機
九州大学大学院・准教授の清野聡子さんをお迎えしています。
※リモートでのご出演です。
当番組では一昨年、プラスチックゴミの海洋汚染の実態をとらえた
ドキュメンタリー映画『プラスチックの海』を紹介しました。
清野さんもご覧になったそうで、感想を伺いました。
清野「プラスチックがこんな風に生態系に入り込んでいたんだ、と
改めて見せつけられました。プラスチックの問題って、
もう40年くらい前から話はされてきていたんですよ。
(この作品で)ここまで進んでしまったんだ、と痛切に思いました。
気がついた頃には、プラスチックに馴染んだ生活になってましたから
今更どう変えるのか。相当な社会改革が必要だということになったと思います。
また、人間以外の生き物に、これだけ迷惑を掛けていることを、
自分以外の人も、心を痛めてくれているというのも驚きました。
子供から大人まで、世界の人が『何かしなきゃ』と思える映像で、
色んな想いが行き来した作品でした。」
今月、映画『プラスチックの海』の教育機関用DVDが発売されました。
購入、利用できるのは、学校と図書館のみですが、
100分版と22分版の日本語字幕と 22分の短縮版の日本語吹替版も収録されています。
映画『プラスチックの海』の学校用DVDの発売を記念して、
明日、1月19日(水曜日)夜7時からオンラインによる、
上映とシンポジウムがあります。
シンポジウムには、清野さんも出演されます。
今夜の選曲:FOOL ON THE HILL / SERGIO MENDES AND BRASIL '66